北海道では、2月26日に臨時休校、そして2月28日に緊急事態宣言が発令されました。
それに伴い、道民はかなりの不安を感じ、生活必需品などの買いだめに走っています。
一時的に、スーパーなどでは品薄になるものも出ましたが、現在は落ち着いてきました。
しかし、マスクだけはどこを探しても、ほとんど購入することが出来ません。
そこへ政府から北海道に対して、マスクを配布するという発表がありました。
その対応には賛否両論がありますが、北海道民にとっては、ありがたいことだと思います。
とはいえ、北海道以外でもマスク不足は深刻な状況に陥っていますよね。
ということで、今回は北海道へのマスク配布の詳細や次の候補地について調べていきたいと思います。
もくじ
北海道へのマスク配布
マスクメーカーは24時間体制でマスクの生産を続けているようなのですが、その需要には全く追いついていないのが現状です。
そこで政府は、国民生活安定緊急措置法に基づき、政府がマスクメーカーからマスクを一括買い取りし、配給することを発表しました。
まずはじめに、緊急事態宣言が発令されている北海道への配布を決め、その詳細も徐々に公表されています。
北海道へのマスク配布の量は?
北海道民は今回のマスク配布にかなり期待しています。
しかし、どうやら北海道民全体にマスクが行き渡るようではありません。
大量感染が発覚した北見など、感染の拡大が顕著な市町村に対して、重点的にマスクの配布を実施するそうです。
今回政府が買い取るのは8万世帯分、320万枚ということなので、1世帯当たり40枚程度ということでした。
あれれ?たったそれだけですか?
北海道全体の人口は520万人程度、札幌だけでも200万人程度います。
ということで、札幌へのマスク配布は期待できそうにありませんね。
とはいえ、マスクを配布してもらう側なので、文句はありません・・・
北海道のどこに配布されるの?
北海道の人だと分かると思いますが、新型コロナウイルスの感染者は北海道の各地で見つかっています。
北海道の地図で見ると、本当に見事なくらいに、北海道全体にまんべんなく広がっています。
ここまでくると、どこが流行の最前線なのかは、全く分からない状況ですよね。
先日行われた政府の専門家会議において、北海道ではすでに940人もの感染者がいるとの試算が発表されました。
特に無症状や軽症の若年層での広がりが大きいとされています。
そして、マスクの配布先に関しては、政府や北海道との話し合いで決定されると思いますが、状況は日々変化しています。
その配布先を見誤ると、今回の政府の決断が、再び非難の的となりかねません。
感染者940人という具体的な数字を発表してるので、おおよその見当はついているとは思いますが、配布されなかった地域での不満も解消してもらいですよね。
とはいえ、今回配布されるマスクの絶対数は少なすぎます。
今後、第2弾、第3弾と配給は続くのでしょうか・・・
マスク配布の次の候補地は?
新型コロナウイルスの感染者数は、今のところ北海道がダントツに多いです。
しかし全国では、ほかの地域でも着実に感染者数が増加していますよね。
もし集団感染が見つかった場合には、北海道の感染者数を一気に抜き去るのかもしれません。
人口密度を考えると、北海道以外の地域の方が、かなり危険な状況なのではないでしょうか。
刻一刻とその状況は変化しており、政府は全国の感染者数を逐一チェックしているのでしょうね。
今回のマスク配布は、あくまでも第1弾なので、状況に応じては、他の地域が候補地として挙がってくる可能性はあります。
現在、感染者が多いのは、北海道を除くと、東京都、愛知県、神奈川県、千葉県となっています。
どこも北海道以上に人口が多い・・・
もちろん、人口密度も北海道の比ではありません。
仮に上記のような地域にマスクを配布するとなると、かなりの枚数が必要となり、それにかかる送料も相当な額にのぼります。
それを考えると、あまり人口の多いところでは、マスクの配布は現実的ではありませんよね。
このまま、マスクの配布を続けるのは困難なのではないでしょうか。
よって、国民が納得する効率的な内容としては、以下のような対応を考えざるを得ません。
医療機関や介護施設などに配布する
感染の拡大を一日でも早く抑えたいという政府の気持ちは分かりますが、マスクをを配布する基準に関しては、あまりにも曖昧過ぎます。
そして、このままでは、絶対的な量があまりにも不足しており、焼け石に水になってしまいますよね。
それであれば、医療機関や介護施設、自衛隊や警察、消防などの、国の根幹をつかさどる部分にマスクの配布を集中させるべきではないでしょうか。
やみくもに配布を続けるのではなく、明確な基準も設定した方が良いと思います。
そうすることによって、今後生じるであろう不公平感も生まれないですよね。
もちろん政府は医療機関を優先して、マスクの増産を要請しているようですが、余計なことをせず、そこに注力すれば良いのではないでしょうか。
設備投資への予算
マスク増産を命じられたマスクメーカーは、増産能力のアップのために、設備投資も検討しているようです。
しかし、新型コロナウイルスが終息し、マスクの需要が元に戻ると、設備投資したマスクメーカーは不利益を被ってしまいます。
それを踏まえると、マスクメーカーは設備投資を躊躇してしまいますよね。
その部分に関しては、政府がしっかりと予算をつければ、より多くのマスクの増産を期待できるのではないでしょうか。
もはや、新型コロナウイルスが終息は、短期間で終わりそうにありません。
政府にも少し長い目で、対応してもらいたいと思います。
マスクは再利用可能?
経済産業省がマスクの再利用が可能であることを、周知する方向で動いているようです。
具体的には、エタノールなどで、使用したマスクを消毒することにより、2~3回程度の再利用が可能とのこと。
ただし、医療関係者や感染の疑いがある人の場合は不可とのことです。
これに対しては、懐疑的な部分もありますよね。
そもそも、エタノールなどの消毒液が手に入りません・・・
そして、「感染の疑いがある人」という表現も曖昧です。
このような状況では、全国民が「感染の疑いがある人」と捉えるべきなのではないでしょうか。
マスクの使用に関しては、感染した人が周囲に感染を防ぐということが、第一の目的とされています。
少し前までは、再利用はもってのほかという論調が強く、外出のたびに取りかえましょうと言われていました。
マスクの供給が全く追いつかないということは分かりますが、さすがに再利用に関しては、考えてしまいますよね。
何のための使い捨てマスクなのでしょう・・・
おわりに
今回は政府のマスク配布の内容や次の候補地などについて紹介しました。
新型コロナウイルスを、一刻も早く封じ込めるためには、色々と悩んでいる暇はありません。
安倍総理をはじめとする政府や官僚も、様々な策を考え行動に移しています。
ここまで来たら、何が正解なのか分からないので、出来るだけのことをやるという姿勢は理解する必要があります。
野党も安倍総理に反対ばかりするのではなく、代替案を出すなど、建設的な話し合いに応じるべきなのではないでしょうか。
話し合いを持つ余裕すら無いとは思いますが、与野党関係なく、日本国民のために一丸となって頑張る姿勢こそが、国民を一番安心させてくれるはずです。
新型コロナウイルスとの戦いは、まだまだこれからだと思うので、自分の出来ることをやるしかありませんね。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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