日本でも新型コロナウイルスの感染が急速に広がっています。
まずは、それを食い止めるための具体的な対応策を期待しているのですが、政府は早くも終息後の経済対策について検討しているようです。
先手先手はいいのですが、優先順位というものがありますよね・・・
とはいえ、コロナ終息後の疲弊しきった日本経済を立て直すためには、先手先手で考えておく必要はあります。
そこで今回は、政府がコロナ終息後に検討している、高速道路無料化のメリットやデメリットについて調べていきたいと思います。
高速道路無料化のメリットは?
過去にも、リーマンショック後の経済対策の一環として、高速道路の「土日祝日1000円乗り放題」を実施したことがありました。
その結果、高速道路の利用率がアップし、一定程度の経済効果があったようです。
それを踏まえて、今回の緊急経済対策では、高速道路無料化が盛り込まれました。
都市部と地方を結ぶ高速道路を無料化することで、まずは、観光業などの経済の立て直しを図るということですね。
今回の新型コロナウイルスが及ぼす経済的な影響は、リーマンショックの時よりもさらにひどいと言われています。
特に外国人観光客に依存していた観光業や飲食業などは、壊滅的なダメージを受けていますよね。
現時点においてそのような状況なので、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大し、日本経済全体の機能停止の可能性はまだまだ残されています。
その間にも様々な緊急経済対策が打ち出されると思いますが、倒産するケースも増えることは避けられそうにありません。
そして何とか生き延びた企業に対して、経済対策を講じるということですね。
いつになるのかは分かりませんが、コロナ終息後に高速道路の無料化が始まる予定です。
高速道路無料化が始まると、様々なメリットが期待できます。
まずは、高速道路を利用した旅行の頻度が大幅に増えますよね。
そして、様々な観光地の経済が潤うことになります。
高速道路を利用する側としても、新型コロナウイルスの影響で気持ちが深く沈んでいる状態だと思います。
そこで、様々な場所に旅行することで、リフレッシュできますよね。
沈んだ気持ちを立て直すことで、行動も積極的になり、必然的に経済活動に対しても貢献できるのようになるのではないでしょうか。
まだまだ先の話にはなると思いますが、少しでも明るいことを考えられるように、政府も積極的に、高速道路の無料化をアナウンスして欲しいと思います。
高速道路無料化のデメリット
先ほども触れたように、過去に実施された、高速道路の「土日祝日1000円乗り放題」では、デメリットもあったようです。
過去の場合には、土日祝日に限定していたため、平日との利用率がさらに拡大してしまいました。
そのため、土日祝日には、渋滞の発生した区間も多かったようです。
そして、平日の観光地の売り上げが逆に少なくなるという現象も生まれました。
とはいえ、トータル的には経済効果があったので、有効な経済対策ではありますよね。
その時の反省材料を踏まえ、今回は土日祝日という枠を外すのではないでしょうか。
そして、完全に無料にするという、大胆な対策を検討しているようです。
しかし、それがもたらすデメリットが、新たに生まれる可能性もありますね。
渋滞が悪化する
完全に無料化することで、高速道路の渋滞率もさらにアップするのではないでしょうか。
それによって、物流の大きな妨げになるということも考えられます。
物流の妨げによって、経済効果にも影響を及ぼす可能性もありますね。
それを避けるための対策も同時に行う必要があります。
事故が増える
過去に実施されたときにも、事故が増えたそうです。
さらに渋滞が悪化すると、前回以上に事故も増えそうですよね。
また最近では、高齢者ドライバーによる事故も増えています。
高速道路が無料化することで、運転免許証の返納を遅らせる人も出てくる可能性もありますね。
外国人観光客の運転
新型コロナウイルスが終息した場合には、政府が再び、外国人観光客の訪日を促すはずです。
感染拡大の前の北海道では、外国人観光客がレンタカーを借りて、運転することが増えていました。
それによって、さまざまなトラブルも発生していたようです。
マナーを守って運転してくれれば問題ないのですが、外国人観光客が戻ってくることを考えると、頭を抱える人も多いのではないでしょうか。
高速道路無料化は実現するの?
さて、ここまでは、高速道路の無料化が実現するという体で書いてきました。
そこでふと思ったのですが、高速道路無料化を実現するための予算が残っているのか?というところで疑問を抱いてしまいました。
政府が高速道路無料化を検討し始めたのは、まだ具体的な緊急経済対策が決まっていない時期です。
その後、東京都では感染者数が爆発的に増加することになりました。
それでも一向に、安倍首相の口からは具体的な緊急経済対策を聞くことが出来ません。
牛肉を配布するだの、旅行券を配布するだの、その方向性が全く一貫していませんよね。
参考記事:現金給付が牛肉の商品券配布に変わったの?最終決定するのはいつ?
そのような態度では、場当たり的だと非難されても仕方ないと思います。
そして、状況はかなり深刻さを増しており、東京都の都市封鎖が現実味を帯びてきました。
参考記事:ロックダウン(都市封鎖)の可能性や期間は?必需品の備蓄リストも紹介
そうなってしまうと、日本の経済的損失は計り知れないほどのレベルとなり、日本国自体が危機的な状況に追い込まれてしまうのではないでしょうか。
そして必然的に、国の予算が底をつき、高速道路無料化という話をしている場合ではなくなると思います。
オリンピックに関しても同じことが言えるような気もします・・・
新型コロナウイルスの問題に関しては、最初から後手後手になってしまい、それがずっと尾を引いています。
ここは本当にスピードが勝負だと思うので、安倍首相には、口だけではない大胆な緊急経済対策を期待したいと思います。
おわりに
高速道路の無料化に関しては、期待はしていますが、現実的では無いのかな?とも感じてきました。
もちろん、実現すれば、絶対に有効な経済効果をもたらしてくれることは間違いありません。
しかし今は、本気で新型コロナウイルスに立ち向かう時期だと思います。
ここ1~2週間が山場だ!というセリフを3月中から幾度となく、ずっと聞かされてきました。
そして4月に入り、その言葉がいよいよ本当のものとなってしまいます。
感染のピークの山を低く抑え、長期的に新型コロナウイルスを押さえ込むという作戦も、そろそろ限界にきているのではないでしょうか。
そして、完全なる終息となると、まだまだ時間がかかります。
もしかすると、その間に政権交代も起こってしまうのかもしれませんね。
そうなると、高速道路無料化は完全に無くなってしまいます。
何とかそれを阻止するためにも、政府自民党には頑張ってもらいたいですよね。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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