札幌駅にある商業施設『札幌エスタ』が、2023年夏に閉店することが発表されました。
北海道新幹線札幌開業や2030年(令和12年)の札幌冬季オリンピック・パラリンピック招致を見据え、市街地再開発準備組合では2023年秋の本体工事着手を目指すことが決まり、それに間に合うように今回札幌エスタの閉店も決定されました。
またエスタ1階のバスターミナルについても、再開発事業の本体工事に伴い、閉鎖となる予定です。
そこで今回は『札幌エスタ』の閉店とその概要を紹介していきたいと思います。
『札幌エスタ』の店舗情報
エスタは、1978年9月に「そごう」を核テナントとして開業しました。
そごうは2000年12月25日に閉店しましたが、現在は”ビックカメラ”を核テナントに、”ロフト”や”ユニクロ”、”らーめん共和国”などの人気施設が入居しています。
・運営会社:札幌駅総合開発株式会社
・所在地:札幌市中央区北5条西2丁目 ・開業日:1978年(昭和53年) 9月1日 ・施設規模:階数 地上11階 / 地下3階 ・延床面積:86,582㎡ ・ショップ数:113店舗(2021年3月末現在) ・ショップ売上高:約146億円(2020年度実績) ※ショップ数・ショップ売上高にはビックカメラ札幌店の数字は含まれていません |
『札幌エスタ』の歴史
1975年 札幌ターミナルビル株式会社設立
1978年 エスタ開業。そごう、エスタ名店街オープン、バスターミナル使用開始 1989年 屋上にプラニスホール開業 2000年 そごう閉店 2001年 地下1階にエスタ食品街オープン。ビックカメラ、ユニクロなどオープン。 2004年 10階部分に札幌ら~めん共和国オープン 2005年 札幌ターミナルビル株式会社を札幌駅南口開発株式会社が吸収合併し、札幌駅総合開発株式会社に名称変更 2010年 6~8階をリニューアルし、6階にロフトオープン 2011年 屋上に「そらのガーデン」オープン 2015年 5〜8階をリニューアルし、5階でユニクロ国内最大規模に拡大 2016年 地下1階エスタ食品街、大リニューアルオープン 2023年夏 閉店 |
『札幌エスタ』閉店後の計画
『札幌エスタ』跡とその東側(北5西1・西2)に建設予定の地上46階、高さ約250mの複合ビル建設が2023年秋から着工の予定となっています。
元々は新ビル完成後にエスタを建て替えという話でしたが、エスタを閉店してから新ビル建設に着手するようです。
清水建設を代表企業として建設される新ビルは、2029年に開業予定となっており、新幹線延伸を見据え、”札幌の新しい顔“として生まれ変わりますよ!
なお、札幌駅前では2022年9月にパセオも閉店します。
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少なくとも5年以上はパセオとエスタが抜けた穴を埋める施設が無いので、影響は大きなものとなりそうです。
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