北海道の休業要請や臨時休校の延長はいつまで?再延長の可能性は?

※この記事は2020年の緊急事態宣言時の記事のため、最新の情報とは異なります。

政府による緊急事態宣言が5月31日まで延長されることになりました。

その対象地域が全国ということに変わりはありませんが、感染の状況は地域によってかなり違いがありますよね。

特に北海道における新規感染者数は、収束するどころか増加している状況です。

そのような状況において、北海道での休業要請や臨時休校の延長は避けることが出来ません。

さらには、それらの期間が今後もさらに延長される可能性もあります。

そこで今回は、北海道の休業要請や臨時休校の延長や再延長の可能性を調べていきたいと思います。

北海道における感染状況

政府は4月7日に東京都や大阪府などの7都県を対象とした緊急事態宣言を発令しました。

その時点での北海道の感染状況は、ギリギリ対象地域に含まれる基準を満たしていませんでした。

しかしその直後から北海道での感染者数は増加し、4月12日に北海道と札幌市は独自の緊急共同宣言を発令することになります。

参考記事北海道と札幌市が緊急共同宣言!GW期間の道内の旅行も自粛なの?

始業式からは通常通り始まったのですが、あっという間に臨時休校となり、その対応に保護者達も戸惑いました。

そして、休業に関しても、徐々に強い要請に変わっていきました。

北海道の繁華街であるススキノを中心とした多くのお店や札幌中心部の百貨店などが次々と臨時休業になっていったのです。

ゴールデンウィークが始まる前には、札幌の中心部からは、人が明らかに減っていきました。

2月28日に発令した、北海道独自の緊急事態宣言の時とは、全くその様相が異なっていたのです。

その結果、道民の自粛ムードはかなり強く、経済的なダメージも徐々に表面化してきました。

そこまで強い自粛が行われたことによって、感染者数は着実に減少するはずだと考えます。

しかし、札幌市内の感染者数は20人以上で推移し、一向に収束する気配がありません。

そのことに強い危機感を抱いた北海道の鈴木知事は、ゴールデンウィークが始まる前に、さらなる自粛の強化を道民(特に札幌市民)に対して、改めて訴えることになります。

そして緊急共同宣言が発令されてから3週間以上が経過し、ゴールデンウィークに突入しました。

そこで信じられないことに、5月4日には札幌市内の感染者数が過去最高となってしまったのです。

全国的には感染者数が減少傾向を示しており、北海道における、この感染状況が理解出来ません。

必然的に休業要請や臨時休校の延長を受け入れざるをえない状況となってしまいました・・・

休業要請の延長

北海道の感染状況を考えると、政府の判断云々という以前から、休業要請の延長を覚悟させられました。

そして、政府の緊急事態宣言の延長を受けて、北海道での休業要請の延長は、5月15日までとなります。

とはいえ、休業要請に関しては、当面という文言がありました。

その時の状況を踏まえて、再延長の可能性を示唆した形となっています。

おそらくは、道民の誰しもが、5月15日の延長で終わるとは考えていないのではないでしょうか。

それを強く感じさせられたのが、ゴールデンウィーク中の人の動きです。

札幌の中心部では、明らかに人が減っていましたが、郊外ではいつもの休日とあまり変わらない人出でした。

特にゴールデンウィーク前半は天候にも恵まれ、バーベキューを楽しむ人が多くいたのです。

また、大きな公園は封鎖されていましたが、小さな公園では多くの子供たちや親が遊んでいました。

そして、札幌以外の地域においては、札幌ナンバーの車が多く出没していたことも報告されています。

厳しい冬を乗り越え、やっと迎えた春の連休なので、道民としてはその気持ちも分からなくもありません。

しかしこれで、感染との戦いは、完全に長期戦になるということを認識させられました。

ゴールデンウィーク中の道民の行動の結果は、その後の2~3週間で感染者数の数字として明らかになります。

それを踏まえると、5月15日までの延長では、感染が収束するはずもなく、6月に延長される可能性は、かなり高いのではないでしょうか。

臨時休校の延長

札幌市内では、5月10日(日)までの臨時休校の延長が決定していました。

しかし、4月下旬からの札幌市内での感染状況を考えると、その決定には多くの疑問を持つ保護者の声がありました。

我が家にも小学校に通う娘がいますが、仮に5月11日(月)から学校が始まったとしても、絶対に休ませるつもりだったのです。

カリキュラムの都合などを考えての、札幌市教育委員会の判断だったとは思いますが、その判断には理解に苦しみます。

結果的には、政府が緊急事態宣言を5月31日まで延長することに決定し、鈴木知事も5月31日までの臨時休校の延長を要請することになりました。

親としては、とりあえず一安心ですが、何となくスッキリとしない気持ちです。

そして、先ほども触れたように、今後もさらなる感染の拡大が懸念されます。

そうなると、5月31日までの臨時休校の延長は、さらに延びることを覚悟しなければなりません。

北海道では、これからさらに温かい陽気にも恵まれることになり、冬が訪れるまでは、この状況は変わらないような気もします。

そうした状況を予測し、学校の方でも対応してもらいたいですよね。

これで完全に学業の遅れは諦めることになりますが、感染が収束してくるまでは、臨時休校の延長は続けるべきだと思います。

本当に先の見えない状況が続きますが、子供の安全を考えると、致し方ありません。

おわりに

北海道の鈴木知事は、休業要請を当面5月15日まで、臨時休校を5月31日までの延長を決定しました。

休業要請と臨時休校の延長を別々に判断したことは評価できるのではないでしょうか。

それぞれの出口戦略に関しては、その状況が全く異なります。

そして、それぞれの延長に関する対応も全く異なりますよね。

特に休業要請の延長に関しては、経済的な救済措置をセットとして考えなければならないと、多くの人が指摘しています。

北海道の財政は非常に厳しいため、北海道独自の救済措置には限界があります。

鈴木知事が政府に要請してくれるのを待つのではなく、我々市民も政府に対して、声を上げないといけない状況なのかもしれません。

このままでは、全国の中でも北海道経済が真っ先に沈没するのではないでしょうか。

当然のことながら、親の経済的な状況は子供の生活にも直結していきます。

臨時休校を議論する余地が残されていればよいのですが・・・

様々な意味で、今年の夏までが勝負だと思います。

この状況を何とか耐え抜き、乗り越えていきましょう。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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