北海道のドライバーにとっては、絶対に欠かすことのできないタイヤ交換。
毎年の事とは分かっているのですが、ついつい忘れてしまいがちですよね。
そして気が付くと、あっという間にその時期が来てしまいます。
そこで今回は、タイヤ交換の時期や注意点などについてまとめてみました。
もくじ
冬タイヤへの交換時期の目安は?
初雪
冬タイヤへの交換時期の目安となるのは、初雪がいつなのか?ということが大きいと思います。
北海道においては、その初雪の時期に地域差もありますが、札幌の場合は10月下旬ですね。
道内各地においても、おおむね大差はないと考えて良いのではないでしょうか。
そして、自分でタイヤ交換を行う場合は、天気予報を見ながらでも大丈夫です。
しかし、タイヤを自宅で保管していない場合や、自宅にタイヤがあっても、タイヤ交換をお店などにお願いする場合には、注意が必要になってきます。
初雪も毎年異なってくるため、予想よりも早い年は、ガソリンスタンドやお店などでタイヤ交換の大行列を見かけることもありますよね。
その大混乱に巻き込まれないようにするためには、10月中旬あたりから、冬タイヤの交換を終わらせておいた方が安心です。
また、タイヤ交換に予約が必要な場合には、それを見越して、10月上旬には予約をしておかないと、自分の希望する日時が埋まってしまいます。
予約のピークも10月下旬に集中しているため、それも頭に入れておかなければなりません。
うっかり予約を忘れていた場合は、少し早い時期になってしまっても、予約の取れる時に行っておいた方が良さそうです。
気温
タイヤの性能には気温が大きくかかわっています。
夏タイヤの場合は、気温が7度以上を想定して、各メーカーがタイヤを開発しています。
つまり、気温が7度を下回る場合には想定外となり、気温の低下とともにタイヤが硬くなっていき、性能が低下(滑りやすい)していきます。
それを考慮すると、平均気温が7度を下回る時期が冬タイヤへの交換時期の目安となってきますね。
その気温になるのも、初雪とだいたい同じ時期です。
例年からすると、初雪のあとは一度雪が溶けて、乾燥した路面が出てきますが、気温から考えても、10月下旬までには遅くとも交換しておいた方が良いですね。
タイヤが新品の場合
新品のタイヤの場合は、表面を一皮むかせることによって、本来の性能を発揮します。
その目安としては、80㎞/h以下の走行で、100㎞~200㎞の距離を走る必要があるとされています。
走行距離が100㎞以上なので、普段の使用状況に照らし合わせて逆算する必要がありますね。
ほとんど車を使用しない人ほど、早めの交換が必要になってきます。
先ほどの交換時期の目安を参考にして頂き、新品タイヤを購入してくださいね。
ちなみに2年目以降のタイヤでも、表面を一層削ることによって、タイヤの性能が回復するので、少し早めに交換した方が良さそうです。
冬タイヤの寿命や注意点
冬タイヤの寿命は?
冬タイヤの購入も決して安い買い物ではありませんよね。
それを考えると、どうしても長く使用したいという気持ちが強くなると思います。
しかし、走行距離を極力短くすれば、それだけ長く使用できるというわけではありません。
冬タイヤにはゴムの劣化があるため、ほとんど使用していなくても、3~4年が寿命といわれています。
何となく納得出来ない人もいるとは思いますが、4~5年目には、新しい冬タイヤを購入するものだと割り切って考えておいた方が良さそうですね。
走行距離に関していうと、乾燥路面を約5000㎞走行することで、冬タイヤが1㎜すり減るとのことです。
冬タイヤが5㎜以上すり減ってくると、その交換の目安になります。
単純に計算すると、10月から4月いっぱいまで冬タイヤで毎日25㎞走行すると、約5000㎞になります。
それくらいの走行距離であれば、冬タイヤは5年以上もつことになります。
中途半端な数字ですが、毎日25㎞というのは、あくまでも例なので、この数字を参考にして頂き、自分の走行距離と冬タイヤの減り具合を計算してみてください。
タクシーの場合は、1シーズンで1~2回、冬タイヤの交換をするそうなのですが、通勤程度にしか使用しない場合は、走行距離を気にするレベルではないということですね。
冬タイヤの注意点は?
冬タイヤに交換したばかりの時期というのは、どうしても夏タイヤでの運転の感覚になっていまよね。
しかし、冬タイヤは夏タイヤに比べると、制動距離が伸びることを意識しておく必要があります。
乾燥した路面では、冬タイヤは夏タイヤの約1.3倍
濡れた路面では冬タイヤは夏タイヤの1.5倍
この数字を意識してもらい、特に濡れた路面での急ブレーキは避けるように心がけて下さい。
もちろん、スピードの出し過ぎにさえ注意していおけば、問題ないのですが・・・
そしていよいよ、冬本番に入ってからの運転ですね。
特に意識しておく必要があるのは、路面の凍結です。
運転している時に、乾燥路面だと思っていても、アイスバーンになっていることがあります。
アイスバーンにおいては、冬タイヤの性能はほとんど関係無くなり、滑り出したら止まりません。
もちろん、車の大きさや運転技術などにもよりますが、走行スピードとブレーキ感覚を少しずつ、体で覚えていく必要があります。
だいたい冬道に慣れてきた頃に、春の訪れがやって来ますよね。
春の訪れと共に、解放感に満ち溢れてしまい、スピードを出したくなる気持ちは分かりますが、季節の変わり目には注意が必要です。
夏タイヤへの交換時期の目安は?
夏タイヤへの交換時期も非常に悩みますよね。
夏タイヤへの交換の場合は、その地域差がかなりあります。
あとは、ゴールデンウイークなどに、どこへ出かけるかによっても大きく異なってきますよね。
山間部や峠越えをする場合には、ゴールデンウイークを過ぎるまでは、冬タイヤの方が安心です。
街中での使用に限られている場合でも、その年と雪解けの状況や気温を目安にすると4月中旬から下旬あたりになってきます。
北海道の場合は、雪が溶けて安心していても、いきなりの降雪や路面凍結の恐れもあります。
先ほど説明した通り、冬タイヤのすり減りに関しては、あまり気にする必要はありません。
そう考えると、夏タイヤへの交換に関しては、あまり早く焦る必要はなさそうです。
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まとめ
転勤などで北海道の冬を初めて経験する人は、様々なことに準備が必要となってきます。
そのうちの一つが冬タイヤへの交換ですね。
そして、冬道の運転にもかなりの注意が必要となってきます。
道民でも冬道には悩まされる場面が多くあるため、初めての人には、さらに注意してもらいたいと思います。
そして、厳しい北海道の冬を、できるだけ楽しんで下さいね!
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