緊急事態宣言が出たら暮らしはどうなる?北海道での経験を紹介!

※この記事は2020年の緊急事態宣言時の記事のため、最新の情報とは異なります。

安倍首相によって、緊急事態宣言がいよいよ発令されることになりました。

とはいえ、それによってどのような状況になるのか、全く想像も出来ませんよね。

北海道でも、2月28日に緊急事態宣言が突然発令されました。

今回のように何の前触れもなく、本当に突然の出来事だったのです。

しかも、金曜日の夜ということで、次の日の仕事をどうすればよいのか、全く分からない状況でした。

その言葉だけ聞くと、本当に恐ろしいことが起こるのではないかという恐怖心すら抱くことになります。

今回対象となっている7都府県にお住いの方々は、戦々恐々な状態なのではないでしょうか。

そこで今回は、北海道で経験した緊急事態宣言における、暮らしの変化などについて紹介していきたいと思います。

読んでいただくと、それほど恐れる状況ではないということで、少しは安心してもらえるのではないでしょうか。

緊急事態宣言とは?

まずは、緊急事態宣言の意味するところが気になりますよね。

北海道で発令された緊急事態宣言は法的根拠のないものでしたが、今回の緊急事態宣言とほぼ変わらない状況だと思います。

参考記事北海道の鈴木直道知事がコロナで緊急事態宣言!その内容や影響を紹介

今回の緊急事態宣言は「新型インフルエンザ等対策特別措置法(新型コロナ対策措置法)」に基づいて発令されます。

しかし、日本では移動制限の禁止やそれに伴う罰則などはありません。

また、諸外国のような強硬な都市封鎖(ロックダウン)も現行法下では不可能となっています。

つまりは、なるべく外出を控えて下さいね!という、かなり緩い要請しか行えません。

とはいえ、緊急事態宣言が発令されることによって、市民にはかなり強い危機感を持たせることが出来ます。

特に、日本人の気質を踏まえると、厳しい罰則が無くても、それなりに行動を自粛するのではないでしょうか。

北海道でも緊急事態宣言の効果は絶大で、街には人の姿が明らかに少なくなり、新規感染者の数も低く抑え込むことに成功しています。

しかし現在でも自粛ムードが続いており、経済的なダメージが徐々に増してきてしまいました。

北海道の鈴木知事は、今後も感染をコントロールしつつ、経済の回復に舵を切りましたが、ここで気が緩んでしまうことも懸念されています。

参考記事緊急事態宣言が解除された北海道の現状を紹介!再度の発令の可能性は?

話を元に戻しますと、今回の緊急事態宣言には、もう少し細かい規制がありました。

大きくは、強制力のないものと、強制力のあるものに分類されます。

強制力なし

住民への外出自粛・・・要請のみ

学校、保育所、老人福祉施設等の使用停止・・・要請または指示

スポーツや音楽等のイベント開催の制限、停止・・・要請または指示

緊急物資の運送、医薬品・医療機器の配送・・・要請または指示

※要請に従わない場合は、さらに強い指示となります。

強制力あり

医薬品やマスクなどの必要な物資の収用、保管命令・・・懲役や罰金

臨時医療施設開設のための土地・建物の使用・・・同意なしも可

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暮らしはどうなる?

暮らしに関しては、緊急事態宣言が発令されたとしても、大きな変化はありません。

それぞれの家庭環境や仕事などで、異なる部分は大きいとは思いますが。

しかし、政府や東京都のアナウンスを聞く限りでは、北海道の緊急事態宣言の内容とさほど変わらないようです。

今回は、北海道での緊急事態宣言中の仕事や日常生活について紹介しますね。

仕事

緊急事態宣言が発令によって、一番気になるのが仕事ですよね。

私も北海道で緊急事態宣言が発令された際に、一番気になったのが仕事のことでした。

自営業で従業員が数名いたため、従業員に対してどのような指示を出せばよいのかがまず分かりません。

とりあえず翌日は従業員を休みにして、妻と二人で仕事をすることにします。

そして、週明けからは通常通りに仕事を始め、緊急事態宣言とは関係なく、普通に仕事を続けました。

ただし、感染予防の対策は徹底することにしました。

また、今後、不足の予想される、仕事で必要な物資の備蓄を始めました。

その時は3月の始めだったのですが、物資の不足はあらゆるところに拡大し、1か月が経過した現在では、どこの業者やネット通販でも売り切れとなっています。

今後は、さらに状況が悪化し、我々の業界でも物資が欠乏することで、仕事が出来なくなるところも出てくる可能性があります。

仕事に関しては、皆さん様々だと思いますが、テレワークが出来る職種以外は、本当に通常通りになるのではないでしょうか。

もちろん、営業を控えるように指示されている業種もあるため、政府による大規模な救済措置が必要ですよね。

緊急事態宣言中も仕事を続けなければならない場合は、自分で出来るだけの感染予防に務めるしかありません。

日常生活

緊急事態宣言が発令された最初の週は、スーパーで品薄や品切れに直面しました。

しかし、2週目には、やや品薄程度の状態に回復します。

3週目になると、緊急事態宣言が発令される前の状態にほぼ戻っていました。

とはいえ、マスクや消毒関係の品はその後も入荷されることはありません・・・

買い物に関しては、ほぼ通常通り出来るので、買い占めに走る必要はありません。

日常生活の中で一番大きく変わったことは、学校が休みになり、娘がずっと家にいたということですかね。

特に小さい子供を持つ家庭では、仕事に行くことが出来ません。

そして、必要なものがある時だけ買い出しに行き、あとは家に閉じこもる生活が続きます。

臨時休校に関しては、全国で一斉に行われたため、お子さんを持つ家庭ではそのご苦労を身にしみて実感したのではないでしょうか。

我が家では主に妻が娘に付きっきりの生活となっていました。

娘もストレスを抱えていたとは思いますが、それ以上に妻の方が徐々に病んでいきます

テレビでは連日のように、新型コロナウィルス関連の暗いニュースを見ていたからなのかもしれません。

さらにつまは、仕事に必要な物資の在庫を、ネット通販で常に確認していました。

そして妻は徐々に怒りっぽくなり、娘にも強く当たるようになります。

そして、何となく、家族の雰囲気もギクシャクしたような感じになっていきました。

ストレス発散のために、人の少ない公園などに行こうとしても、雪があるので無理でした。

逆に雪があったからこそ、人の移動も抑えられた可能性がありますが。

北海道では、4月からは通常通り学校が始まったので、妻も一安心しており、精神状態も安定してきました。

休校が延長している地域では、まだまだ大変だとは思いますが、出来る範囲でストレスを解消してくださいね。

私も緊急事態宣言中は、何となく気持ちが安定せずに、眠りの浅い日が続きました。

これからの緊急事態宣言中は、日常生活には大きな変化はありませんが、目に見えないストレスの戦いだと思います。

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緊急事態宣言中に注意すべきこと

先ほども触れたように、緊急事態宣言が発令されると、精神的にかなり動揺します。

しかも今回の緊急事態宣言の期間は、およそ1ヵ月とされていますが、状況によっては、それよりも長期化する可能性も大いになります。

この先が見えないという不安も、精神的にかなりのダメージを受けることになりそうですね。

ということで、極力、新型コロナウィルスのニュースからは距離を置くことが必要だと思います。

そこに意識が集中してしまい、精神的にもさらに不安定になる可能性が大きいですね。

それについては、専門家も指摘しており、今後家庭内での喧嘩が増えたり、最悪の場合には、夫婦が離婚に至るケースもあるそうです。

そして、子供に対する虐待も懸念されています。

政府は今のところ、そのようなことも考慮して、子供とのお出かけやジョギングなどは自粛の対象としていません。

とはいえ、子供が新型コロナウィルスに感染することを考えると、お出かけも躊躇してしまいますよね。

なるべく、人の少ない時間帯や場所を選んで、積極的にストレス解消に励んでもらいたいと思います。

あとは、このような状況なので、子供がゲームをする時間が増えても仕方ないのではないでしょうか。

そして、何よりも一番注意していただきたいことは、他の地域への移動です。

今回は緊急事態宣言の対象となっていない地域も多くあります。

それらの場所に疎開する人もチラホラ出てきているようですよね。

そして、何もやることの無くなった学生などが、帰省先で感染が拡大するケースも増えてきました。

地方に行けば行くほど、医療体制が脆弱になり、その地域での医療崩壊を招くことになってしまいます。

今は、その医療体制を首都圏や大都市に集約するように環境を整えているため、全国各地で医療崩壊が起こってしまうと、その環境も見直さざるを得ない状況となってしまいます。

そのようなことも踏まえて、考えて行動してくださいね。

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おわりに

今回の緊急事態宣言の発令に関しては、遅すぎたという批判もあります。

しかし、緊急事態宣言を発令する意義があるのかという意見もありますよね。

確かに、強制力の無い緊急事態宣言は、あまり効果がない上に、経済的な損失の方が懸念されています。

とはいえ、北海道ではその効果が実証済みなので、やる意味は十分にあると思います。

経済的な面に関しては、政府がしっかりとした緊急経済対策を打ち出せば、その傷も浅くなるのではないでしょうか。

現在政府は、矢継ぎ早に緊急経済対策を打ち出していますが、全く効果が無いとされていることに関しては、思い切って、再度練りなおしてもらいたいと思います。

中途半端が一番マズイと思うので、安倍首相の発言通り、今までにない規模の思い切った意義のある緊急経済対策を期待しております。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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