ユニクロは独自に新型コロナウィルス感染症への取り組みを行っています。
その取り組みは日本国内だけにはとどまらず、世界各国でも支援活動を行っていました。
そして、私自身もその恩恵に与ることができ、ユニクロには非常に感謝しております。
世間ではあまり注目されていませんが、こうして実際に医療用マスクが寄贈されたことで、ユニクロ、そして柳井正社長(ファーストリテイリング会長兼社長)の心意気に本当に感動を覚えました。
今回は、その取り組みをこの記事でまとめることによって、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
ユニクロの取り組み
ユニクロの柳井正社長は、新型コロナウィルスの感染拡大によって、世界的にマスクが不足していた3月下旬から、医療用マスクを中心としてマスクを1000万枚規模で調達し、日本や世界各国の医療機関などに向けて寄贈すると発表しました。
また、マスクの寄贈だけではなく以下のような取り組みも行っていました。
・アイソレーションガウン:200,000着
・AIRism : 144,176着
・エッセンシャルウエア : 82,734着
・金銭的援助 : $257,000
その取り組みは26の国や地域で役立てられています。
ユニクロのホームページにて、その詳細を確認することができます。
そしてその取り組みは、今後も続けられ、新型コロナウィルスが終息するまで続けられるのでしょうね。
しかしながら、ユニクロでは今回の新型コロナウィルスが感染拡大する前から、国際社会や地域社会への貢献という取り組みを行っていたのです。
私は恥ずかしながら、ユニクロのそのような取り組みに関心が無く、ほどんど知りませんでした。
そのような、もともと行っていた取り組みがあったからこそ、今回の新型コロナウィルスが流行した際には、柔軟かつ迅速に対応できたのでしょうね。
そして、それがユニクロの根底にある、大きな経営理念だったということに、改めて感心させらることになります。
ユニクロが医療用マスク提供のアナウンス
ユニクロは5月下旬に、新型コロナウィルスの治療に直接携わっていない医療機関や介護施設等に対しても、医療用マスクの提供を行うとアナウンスしました。
6月1日には締め切りだったのですが、その情報は医療従事者の間では一気に広がることになります。
情報を得た私も半信半疑ながら、一応申し込むことにしました。
しかし、申し込みフォームを見て、さらに驚かされることになります。
名前や住所など、必要事項を入力していきますが、途中に立体マスクと平面マスクの必要枚数を選択する項目がありました。
立体マスクの選択枚数は、最低で400枚からとなっており、その倍数で選択可能となっていたのです。
ちなみに、平面マスクの選択枚数は、最低で600枚からでした。
その数字はあまりにも桁が多過ぎるため、驚きとともに、戸惑いもありましたね。
あとは、どちらを第一希望にするか、もしくは、どちらでもよいとの選択項目がありました。
全国から申し込みが殺到するはずなので、あまり欲張った数字を選択することは出来ません。
もちろん、必要となる枚数が前提となりますが、とりあえずほどほどの数字を選択し入力作業の終了です。
その後、ユニクロから入力完了のメールが届きましたが、ダメでもともと、最低枚数でも届けば良いのかな~、とあまり期待はしていませんでした。
そして、申し込んだのを忘れかけていた、約10日後の6月8日に再度メールが届きました。
「全国からの申し込みが予想を大幅に上回り、全ての要望に応じられないが、出来る限り多くの医療機関に6月中に納品する」とのこと。
結果的には、その内容だけでは何とも判断で出来ず、ほぼほぼあきらめることに・・・
ユニクロから医療用マスクが届いた!
6月8日のメールで、ユニクロからの医療用マスクの寄贈に関しては、半ばあきらめていました。
しかし、それから2週間が経過した6月22日に、ユニクロから大きな段ボール箱が4つも届いたのです!
驚きと喜びと感謝と・・・非常に興奮しました。
しかも、立体マスクが1200枚、平面マスクが600枚も入っていたのです。
マスクは中国製でしたが、検品もしっかりとされており、個包装になっていました。
性能に関しては、ユニクロが寄贈してくれたものなので、全く問題ないレベルだと思います。
その中には、柳井社長からのメッセージも同封されていました。
こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。
それに引き換え、北海道や札幌市からは何の援助もありませんでした。
我々医療従事者が所属する職能団体からは、50枚入りマスクが2箱とフェイスシールドぐらいだったと思います。
それと比べると、いち企業であるユニクロからの、これほどの規模の寄贈には、本当に驚かされました。
そういえば、忘れていましたが、政府からはアベノマスクは届きましたよね・・・
参考記事:いらないアベノマスクを寄付する動きが拡大!札幌での回収方法は?
さすがに、アベノマスクで診療を行うことは出来ません。
アベノマスクは寄付することにします。
おわりに
医療用マスクに関しては、2月上旬から徐々に品薄となり、3月に入ってからは、ほぼ供給がストップしてしまいました。
医療用マスクだけではなく、消毒用アルコールやゴム手袋など、あらゆる医療用品も品薄になるとは想像もしておらず、この状態が続くと診療できなくなるのも時間の問題だなと懸念していたほどです。
そして6月に入ってからは、徐々に医療用品の供給が回復してきたのですが、価格は高止まりしており、今後のために、どれくらい備蓄しておけば良いのか分かりませんでした。
そこにユニクロからの医療用マスクの寄贈があったため、とりあえずは、医療用マスクの心配は無くなったのです。
それだけではなく、医療従事者として本当に勇気づけられましたね。
もともとユニクロは良く利用していたのですが、今後もさらにユニクロを利用しようと思います。
そして柳井正社長に対しは、尊敬と感謝の念を抱きながら、医療従事者として、その心意気を今後の診療にも生かせたらなと思います。
柳井正社長、そしてユニクロのスタッフの方々には心より感謝申し上げます。
改めてになりますが、本当にありがとうございました!
オススメ記事:2020夏の天気は?コロナ対策をしつつ北海道旅行を家族で楽しもう!
オススメ記事:新北海道スタイル|鈴木直道知事が道民に発信したその内容とは?
オススメ記事:コロナ疲れやコロナ鬱とはどういう症状?対策・対処方法を紹介!
コメントを残す