4月7日に安倍首相が緊急事態宣言を発令しました。
そして、そこからおよそ1か月以上が経過し、5月15日には、一部地域を除いて解除となりましたね。
しかし北海道では、今現在(5月20日)においても、解除の条件を満たしていません。
条件を満たすためには、もう一息のところまで来ているのですが、解除は全国で一番遅くなるのではないでしょうか。
休業要請に関しては、5月31日までの延長で終了すると思いますが、学校の再開に関しては、解除を待つしかありません。
もしかすると、6月1日からは、無理矢理にでも、学校を再開させるのかもしれませんね。
いずれにしても、臨時休校中の約2ヶ月分のカリキュラムを消化する必要が出てきます。
それを本当に消化するとなると、夏休みどころの話ではなくなってしまいますよね。
特に北海道の夏は短いので、子供たちには、少しでも夏休みを楽しんでもらいたいのですが、本当にどうなってしまうのでしょうか。
そこで今回は、ほかの自治体の対応なども参考にして、北海道の学校の夏休みについて調べていきたいと思います。
もくじ
夏休みゼロの自治体も?
臨時休校の延長により、全国の公立の小中学校では、夏休みに対する対応が大きく異なります。
その中でも、いち早く夏休みゼロを打ち出したのが、兵庫県小野市でした。
しかも、その方針はゴールデンウィークが始まる前の4月22日時点での発表だったのです。
臨時休校は5月6日までの予定でしたが、それ以上の延長となった場合には、お盆休み(8月13日~8月15日)を除く平日に授業を行うという内容でした。
※通常の夏休み期間は7月21日~8月31日
結果的には、臨時休校が延長されることになりましたが、さすがに夏休みゼロという方針は変更したようです。
しかしその期間は、8月8日~8月16日までの9日間ということで、現時点では全国で一番短い夏休みとなりそうです。
その他の自治体でも夏休みの期間を発表しているところがありました。
宮城県名取市では、8月8日~8月19日までの12日間。
福岡市では、8月7日~8月19日までの13日間。
横浜市では例年の5週間から2週間に短縮します。
沖縄県内では、夏休みを10日間にする自治体もあるそうです。
名古屋市では、夏休みを約2週間短縮し、さらには冬休みも4日間短縮する方針です。
東京都内においても、東京23区ではそれぞれ異なりますが、例年よりも10日間から3週間程度の短縮を検討しています。
しかしながら、首都圏の緊急事態宣言の解除はもうしばらくかかりそうなので、今後もその方針がなかなか固まらないのかもしれません。
また、感染の第2波が短期間で訪れると、再び臨時休校が始まる可能性もあります。
そのような状況に陥った場合には、学校の在り方自体を抜本的に変えていく必要もありそうですね。
北海道(札幌)の学校の夏休みは?
北海道での感染は徐々に収束しつつありますが、現時点でも毎日一定数の新規感染者が確認されており、緊急事態宣言の解除までには至っていません。
特に札幌市内での感染者数の増加が目立っていたということもあり、休業要請に関しては、札幌市を含む石狩管内だけが5月31日まで延長されました。
今後も状況によっては、札幌市内だけに自粛の要請が続く可能性があります。
また、臨時休校に関しては、期限が5月31日までとなっていますが、場合によっては、札幌市内の学校だけが延長されるのかもしれません。
そもそも札幌市内の小中学校の夏休みは、7月22日~8月19日(中学校は8月24まで)とやや短く、冬休みがやや長めになっています。
それを踏まえると、全国でも臨時休校の期間が長いため、夏休みの短縮は避けられそうにありません。
全国的な夏休みの状況を考えると、北海道の場合はさらに厳しく、名古屋市のように冬休みも短縮する可能性もあります。
札幌市長は、夏休みの短縮について触れていますが、それを最終的に決めるのは札幌市教育委員会です。
おそらくは、予定通り6月1日から学校が再開されると思いますが、不思議なことに5月19日になって、各家庭のインターネット環境のアンケートを行いました。
臨時休校になってかなり時間が経過しており、いまさら感が非常に強いです。
今からアンケートを実施するということは、臨時休校の延長を視野に入れているとも考えられますよね。
人口が多いせいもあるのか、札幌市教育員会の対応にはやや難があると、多くの札幌市民が感じています。
臨時休校や学校の再開、夏休みの対応に関しても、そのグズグズ感がぬぐい切れず、その判断が遅くなることを危惧せざるを得ません。
それに振り回される子供たちもかわいそうですが、保護者も大変ですよね。
とりあえずは、臨時休校がどうなるのかを待つしかありません・・・
追記:札幌市での夏休み期間が決定!
札幌市でも夏休みが短縮され、その期間が決定しました。
ただでさえ短い札幌市内の学校の夏休みが短縮されることになり、娘は発狂していました・・・
可哀想ですけど、仕方のないことですね。
・幼稚園
【当初】
7月25日(土)~8月18日(火)
【変更後】
8月1日(土)~8月18日(火)
7月27日(月)~7月31日(金)は午前保育
・小学校
【当初】
7月25日(土)~8月18日(火)
【変更後】
8月8日(土)~8月18日(火)
7月27日(月)~7月31日(金)は通常授業(給食あり)
8月3日(月)~8月7日(金)は午前授業(給食なし)
※小学6年生は8/17(月)~8/18(火)午前授業(給食無し)
終業式:8月7日(金)
始業式:8月19日(水)
・中学校
【当初】
7月25日(土)~8月23日(日)
【変更後】
8月8日(土)~8月23日(日)
7月27日(月)~7月31日(金)は通常授業(給食あり)
8月3日(月)~8月7日(金)は午前授業(給食なし)
※中学3年生は8月17日(月)~8月21日(金)午前授業(給食なし)
終業式:8月7日(金)
始業式:8月24日(月)
夏休み前に第2波、第3波が来る?
北海道においても、もう少しで、緊急事態宣言が解除されそうです。
そこで気になったのが、とある専門家の指摘でした。
都市封鎖や自粛の解除を行うと、そのおよそ1か月後に再度、感染拡大が起こるそうです。
その裏付けとして、中国や韓国で都市封鎖を解除してから、およそ1か月以上経過した現時点で、感染が拡大していることが報告されています。
それは北海道でも言えることで、2月下旬の感染拡大が第1波で、4月上旬から現在の感染拡大が第2波とされています。
6月1日に緊急事態宣言が解除された場合には、7月の中旬くらいから第3波となる感染拡大が始まり、それが収束してくるのに2~3か月かかる可能性もあります。
これは、北海道だけの問題ではなく、全国でも第2波、第3波に襲われる可能性があることを意味しています。
地域によって、そのピークには差があると思いますが、完全に夏休み期間中と重なってしまいますよね。
そうなると必然的に地域ごとの臨時休校が始まり、自粛という名の夏休みに突入してしまいます。
さすがにこれ以上の自粛要請があった場合には、経済が完全に破綻してしまいます。
そうなると、子供たちの生活を守ることも厳しくなるのではないでしょうか。
臨時休校云々というレベルの話ではなくなりますよね。
「新型コロナウィルスとの戦いは、長期戦を覚悟しなければならない」と安倍首相も発言していました。
長期戦を戦い抜くためには、まずは自力で生きていくための経済力の維持が必要となってきます。
世の中の全てのことに対して先が見えない状況なので、気持ちだけはしっかりと保つ必要がありますね。
おわりに
夏休みの対応に関しては、各自治体でかなり大きな差がありました。
とにかくスピード感を持って、その方針を打ち出している自治体の首長は凄いですよね。
それは、その時の状況に応じて、臨機応変に対応できるということも意味していますよ。
札幌市内の学校においては、札幌市と教育委員会の協調性が見られません。
鈴木北海道知事も、そこには深く立ち入ることが出来ないのでしょうか。
北海道(札幌市)の公立学校の夏休みに関しては、第3波に襲われなければ、1週間程度に短縮される可能性が高そうですね。
その短い夏休みの間に、多くの親子連れが道内を移動することが懸念されます。
学校ごとに夏休みをずらすという方法も良いのかもしれません。
そして、今年の短い夏休みを思いっきり満喫したいですよね。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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