道内でも新型コロナウィルスの感染者の増加により、4月12日に北海道と札幌市が「北海道・札幌市緊急共同宣言」を出しました。
北海道では、2月28日に独自の緊急共同宣言を出し、感染の拡大をある程度収束することに成功しました。
しかし、春休み期間中の人の移動が増えたこともあり、再び感染者数が増加してしまいます。
今回の緊急共同宣言の期間は5月6日までとなっており、ゴールデンウィーク期間中の人の移動を強く自粛するように求めています。
とはいえ、北海道内の旅行であれば大丈夫だと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、緊急共同宣言の概要やゴールデンウィーク期間中の道内旅行について紹介していきたいと思います。
もくじ
緊急共同宣言とは?
北海道での1回目の緊急事態宣言の際には、不要不急の外出を控え、特に週末の外出を特に控えるようにという内容のものでした。
その直前には道内一斉となる臨時休校も実施されており、道民は少しパニックに陥ります。
しかし、新型コロナウィルスに対する強い危機感を持つことになり、道民が一致団結しなければならないという連帯感が生まれました。
幸いその時期は、まだまだ雪が残っており、必然的に外出できなかったということもあり、感染は収束することになります。
そして春が近づき、雪も解けてきて、気持ちも緩んできたところに、第二波となる感染拡大が襲ってきました。
その結果、4月12日に緊急共同宣言が出されることになります。
1回目の緊急事態宣言の内容は、比較的ざっくりしたものだったのですが、緊急共同宣言の内容は、そこからさらに踏み込んだ内容となりました。
参考記事:北海道の鈴木直道知事がコロナで緊急事態宣言!その内容や影響を紹介
札幌市内における接触機会の低減
北海道内でも、札幌市内における感染者数が多かったため、特に札幌市民に対しては、不要不急の外出を控えるように要請しました。
さらに、札幌市内と道内の他の地域との往来も控えるようにとのことでした。
繁華街の接客を伴う飲食店等ヘの外出自粛
5月6日までの間、北海道内における繁華街の接客を伴う飲食店等への外出自粛について強くお願いするとのことでした。
北海道で一番の繁華街であるススキノでは、緊急共同宣言が出された直後は、多くのお店が営業を続けていました。
北海道と札幌市の職員が警察と連携し、ススキノ中心部で注意喚起を促します。
その効果もあったためなのか、ススキノのお店は徐々に臨時休業に踏み切り、1週間後には信じられないほどに閑散とした雰囲気に一変しました。
デパートや地下街のお店なども臨時休業となり、少し恐怖心すら感じるようになります。
そして、今後の経済的な影響の大きさを考えると、先の見えないこの状況がいつまで続くのかが心配になってきました。
緊急事態宣言地域との往来自粛
北海道へ来た人に対しては、道内での2週間の移動自粛を要請しました。
さらに道民に対しては、緊急事態宣言の対象地域との往来を極力控えるように要請しました。
しかし、残念ながら、東京都に在住する20代の歯科医師夫婦が旭川に帰省し、そこで新型コロナウィルスの陽性が判明してしまいます。
それを受けて、北海道の鈴木知事は激高し、政府や東京都に対して強く抗議しました。
そのような鈴木知事の強い姿勢を見ることによって、道民はさらに強い危機意識を持つことになります。
学校及び公共施設の休業・休館
とりあえずは、札幌市所管の小・中・高等学校等を対象とした、一斉休校措置を4月14日から5月6日まで行うこととしましたが、道内の他の地域でも同様の措置をとるところは多いです。
また、同じ期間で、不特定多数の人が利用する札幌市内の道及び札幌市所管の公共施設を休館としています。
医療提供体制の充実・強化
感染患者数の大幅な増加を想定し、患者の状況に応じて適切な医療を提供できるよう、重症患者・中等症患者に対応可能な病床の確保に取り組む。
また、重症患者等に対する入院医療の提供に支障をきたすと判断される場合に、軽症患者が宿泊施設等において療養できるよう、スピード感をもって準備を進めるなど、医療提供体制の一層の充実・強化に取り組む。
これを受けて、札幌市では、無症状者や軽症者用の宿泊施設を確保し、ホテル名も公表しています。
北海道では、比較的多くの病床を確保していましたが、緊急共同宣言が出されてからの10日あまりで、入院が必要な患者数が病床数を上回ってしまいました。
北海道でも医療崩壊が始まっており、現場では大きな混乱を招いているのではないでしょうか。
道内経済への支援強化
新型コロナウイルス感染症により深刻な影響が出ている観光業をはじめとした北海道経済に対して、事業継続や感染収束後のV字回復に必要な取組を道市連携して進めるとともに、国への要望を行うとしています。
北海道や札幌市でも独自の救済措置を打ち出していますが、残念ながらそれも焼け石に水状態です・・・
政府には、さらなる緊急経済対策を打ち出してもらいたいですよね。
北海道で感染が収束してくるのはいつ?
北海道では、緊急共同宣言が出されてからも、感染者数は増加しています。
病院でのクラスターも発生しており、現時点では感染拡大が収束に向かっている感じではありません。
むしろその数は増加しており、4月23日には、道内で過去最多となる45人の感染が確認され、累計の感染者数は540人となってしまいました。
厳しい自粛の効果が出てくるのには、2週間程度かかると言われていますよね。
それを踏まえると、今のところその効果は全く表れていないため、さらなる自粛の強化が必要なのではないでしょうか。
そして、緊急共同宣言の期限とされる5月6日までは、残り2週間となっています。
仮に収束してきたとしても、新規の感染者数が激減することはなさそうですね。
鈴木知事は記者会見で述べていたように、緊急共同宣言の効果が全く無いということはありません。
時間はかかるかもしれませんが、いずれ必ず収束してくるはずです。
緊急共同宣言の期限は延長せざるを得ず、さらに1か月程度は覚悟しておいた方が良いのかもしれません。
そして問題なのが、ほかの地域との兼ね合いですよね。
仮に北海道での感染が収束していたとしても、ほかの地域で感染が拡大している場合には、日本全体で人の移動を自粛しなくてはいけません。
そう考えると、収束にはあと2~3ヵ月要する可能性もあります。
そこまでの延長してしまうと、経済的なダメージは計り知れません。
とにかくあらゆる救済措置を利用して、生き延びるしかありませんね。
ゴールデンウィーク期間中の道内旅行も自粛?
今年のゴールデンウィークは、国内旅行や海外旅行などを予定していた人も多いのではないでしょうか。
ところが、新型コロナウィルスの感染が拡大し、状況は日に日に悪化しています。
私も4月の上旬に北海道から長崎への旅行をキャンセルしました。
まだその頃は緊急共同宣言も出ておらず、道内であれば旅行も可能かと思っていたのです。
しかもこの状況なので、海外からの観光客もおらず、観光地の活性化のためにも車で道内旅行をするつもりでした。
ほかの道民の人も、同じ北海道内であれば旅行も可能だと判断し、予定を入れていたようです。
それから少しして、緊急共同宣言が出されてしまいました。
それでも認識の甘かった私は、同じ札幌市内の定山渓温泉などであれば大丈夫だと思っていたのです。
しかし、4月23日に道内での過去最高となる新規感染者が出たことによって、鈴木知事が緊急記者会見を開きました。
状況は相当緊迫しており、さらなる外出の自粛を求めていました。
さらには、今までは特に週末の外出を控えるように求めていましたが、この状況では、平日も関係なくということを強く訴えていたのです。
そして記者からは、「道民の北海道内の旅行は可能か?」という質問がありました。
鈴木知事は、北海道民全員が連休の際にも、絶対に移動することの無いよう、改めて要請したのです。
その言葉を耳にしたら、道内の旅行も諦めざるを得ません。
鈴木知事の言葉は全北海道民にも届いたはずなので、各地の観光地でも営業を自粛するのでしょうね。
仮にドライブに行ったとしても、札幌ナンバーだと、白い目で見られるのかもしれません。
ということで、今年のゴールデンウィーク期間中は、自宅の大掃除をすることに決めました。
おわりに
新型コロナウィルスの影響が、まさかここまで延びるとは思いませんでしたよね。
しかも、まだまだその勢いは衰えようとしていません。
少なくとも5~6月中は、この状況が続くのではないでしょうか。
そしてこのままでは、完全に資金がショートし、事業から手撤退せざるを得ません。
私の場合は、そのことが一番の心配事になってしまいました。
呑気に旅行の計画を立てていた時が、もはや懐かしく感じます。
来年のゴールデンウィークを無事迎えられるのでしょうか・・・
とりあえず、可愛い娘のためにも、頑張って生き延びるしかありません。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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