厚生労働省のクラスター対策班では、感染状況の推計に携わる西浦博・北海道大教授。
「人との接触を8割減らすことが流行を収めるために必要だ」ということを強く提言し、「8割おじさん」と呼ばれるようになりました。
しかし、その人物像は北海道大学の教授という肩書だけに目が行ってしまい、他の情報はあまり分かっていませんよね。
また、北海道民にとっては、かなり気になる存在でもあります。
そこで今回は、西浦博・北海道大教授の年齢、出身や学歴などの経歴を紹介していきますね。
西浦博・北海道大教授の年齢や出身は?
まずは簡単に西浦博・北海道大教授のプロフィールから紹介していきますね。
西浦教授は1977年に大阪で生まれ、兵庫県神戸市で育ちました。
誕生日は不明ですが、2020年には43歳になるのですね。
失礼なのですが、あの風貌と貫禄や教授ということなので、40代後半くらいなのかと思っていました。
若くて優秀な方だったのですね。
ちなみに西浦教授のホームページには、奥様と子供2人と一緒に写った画像を載せています。
奥様も賢そうな方なので、同じ研究室で出会ったのでしょうか。
2人のパパでもある西浦教授なのですが、今は忙しすぎて一緒に遊べていないのかもしれませんね。
しかも北海道では、これからが本当に大自然を満喫できる季節になるのですが、今年は自粛するしかありません・・・
ということで、西浦教授は道産子ではなく、バリバリの関西人でした。
西浦博・北海道大教授の学歴は?
西浦教授は、幼い頃からロボットコンテストやソーラーカーの開発の興味を持っていたそうです。
そのため、中学卒業後は神戸市立工業高等専門学校に進学し、電気工学を専攻していました。
そのままそちらの道へ進むはずでしたが、阪神淡路大震災に被災したことを機に自分の将来を考え直すようになります。
被災者の救助に奮闘する医師の姿に感銘を受けた西浦教授は、自らも医学の道を志すことになりました。
高校卒業後は、宮崎医科大学(現:宮崎大学医学部)に進学します。
そして、4年生の時に学生インターンとして、発展途上国での麻疹とポリオの予防接種対策に参加し、感染症の流行を予測する数式に強く興味を抱くようになりました。
大学卒業後は、感染症や公衆衛生、医学管理の研究に力を注ぐようになります。
会見などでは、西浦教授の口からは数字やグラフを使った説明が多かったため、統計学者なのかと思っていました。
元々理系ということもあり、数字にも強いお医者さんだったのですね。
とにかく頭の良い方だということが分かりました。
西浦博・北海道大教授の経歴は?
2002年05月 – 2003年03月 東京都立荏原病院 内科感染症科 非常勤医師(臨床研修医)
2003年04月 – 2003年10月 マヒドン大学熱帯医学校 大学院生
2004年04月 – 2005年03月 インペリアルカレッジ医学部感染症疫学 客員研究員
2004年04月 – 2006年03月 広島大学保健学研究科 大学院生
2005年04月 – 2007年08月 チュービンゲン大学医系計量生物学研究所 研究員
2006年04月 – 2007年08月 長崎大学熱帯医学研究所 特任准教授
2007年09月 – 2011年03月 ユトレヒト大学理論疫学 博士研究員、その後、さきがけ主任研究者
2011年04月 – 2013年04月 香港大学公衆衛生大学院 助理教授
2013年06月 – 2016年03月 東京大学大学院 医学系研究科 国際社会医学講座 准教授
2016年04月 – 現在 北海道大学 大学院医学研究院社会医学分野 教授
大学卒業後は世界を渡り歩き、多くの論文を世に送り出しています。
その実績が認められ、30代という若さで北海道大学の教授に就任したのですね。
そして、厚生労働省のクラスター対策班の一員として抜擢されることになります。
今回の新型コロナウィルスに関しては、かなり衝撃的な数字を上げ、政治家や各自治体の首長、そして多くの国民に強い注意喚起を促しました。
それには批判的な声もありましたが、逆にその強い注意喚起によって、このレベルで感染を封じ込めているのではないでしょうか。
おわりに
今回のことで、西浦教授に対する注目度は一気に高まりましたよね。
北海道でも1回目の緊急事態宣言が発令された際には、かなり衝撃的な数字を発表していました。
その時の公になっている感染者数よりも、実際には、その10倍もの感染者がいると試算していたのです。
目に見えないことなので、西浦教授の試算が本当であれば、非常に怖いことだと感じさせられました。
それからおよそ2ケ月は経過しているので、その時の潜在的な感染者は無症状のまま治癒し、抗体を持っているということですよね。
今でも西浦教授は、全国の実際の感染者は10倍いると指摘しています。
しかし、亡くなっている方は着実に増えていますが、欧米のような爆発的な数字ではありません。
このままこの状況で推移すれば、それほど多くの犠牲者を出さずに、収束してくるのではないでしょうか。
もちろん、西浦教授の推奨する「人との接触を8割削減」を続けた場合ですが・・・
ところがその発言には多くの非難の声もありますよね。
先ほども触れたように、西浦教授の口からは、かなり極端な数字が出てきますが、結果的には、それが功を奏しているのではないでしょうか。
今後の感染状況によって、その真価が問われることになります。
感染が終息したら、西浦教授には北海道を満喫してもらい、ゆっくりと体を休めてもらいたいですね。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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