政府は2020年4月7日に、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」の一環として「Go To キャンペーン(仮称)」という政策を打ち出しました。
とはいえその時期は、新型コロナウィルスの感染が急速に拡大し、まずは感染対策の方が先でしょ!という多くの非難の声が上がりました。
しかしあれから約2ケ月が過ぎようとしており、感染も収束しつつあります。
そして、緊急事態宣言も一部地域を除いて解除になりました。
遅くとも6月初旬には、全国の全ての地域で緊急事態宣言が解除されそうですね。
長い間の自粛生活を強いられた国民は、夏休みに向けて着々と国内旅行の計画を立てているのではないでしょうか。
そこで再び脚光を浴びることになるのが「Go To キャンペーン(仮称)」ですね。
そもそも、その内容を知らない人のためにも、今回は「Go To キャンペーン(仮称)」について紹介していきたいと思います。
もくじ
「Go To キャンペーン(仮称)」とは?
「Go To キャンペーン(仮称)」とは、新型コロナウィルスの流行が終息した後に、日本経済の立て直しを図るべく立ち上げられた事業です。
今がまさに、その「Go To キャンペーン(仮称)」を実施する時期ですよね。
日本経済は完全に疲弊しきっており、ここでカンフル剤を打たないと、取り返しのつかないことになってしまいます。
まだ時期尚早なのでは?という声もありますが、逆に今しかないような気がします。
ということで、「Go To キャンペーン(仮称)」のことを、もう少し掘り下げていきますね。
「Go To キャンペーン(仮称)」は1.6兆円の規模で、以下の4つの事業(キャンペーン名称はいずれも仮称)を推進していきます。
Go To Travel キャンペーン
旅行業者等経由で、期間中の旅行商品を購入した消費者を対象にしています。
旅行代金の半分に相当する費用を、クーポンなど(宿泊割引・クーポン、地域産品・飲食・施設などの利用クーポンなど)を付与してくれます。
なお、1人あたり最大で2万円分/泊となっています。
ちなみに私はいつも、使いやすさとポイントがたまるのでじゃらんnetを利用しています。
※追記
○7月22日の旅行から 旅行代金の最大35%を割引(最大:14,000円) ○9月以降 最大15%分の地域共通クーポン券(最大:6,000円) ※上限は1人1泊あたり何度でも使用可。 |
たとえ宿泊をしなくても、日帰り旅行などで観光地周辺施設(地域産品・飲食店・観光施設など)を利用した場合にもクーポンを利用できるように検討を進めているようです。
また、その内訳の7割を旅行代金の割引クーポン、残りの3割を地域で物産品の購入などに利用できる現地利用クーポンを付与するという案もあるようです。
Go To Eat キャンペーン
オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者を対象にしています。
飲食店で使えるポイントなどを1人あたり最大で1,000円分のポイントを付与してくれます。
また、登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(2割相当分の割引など)の発行も検討しているようです。
Go To Event キャンペーン
チケット会社経由で、期間中のイベント・エンタテイメントのチケットを購入した消費者を対象にしています。
購入額の2割相当分の割引やクーポンなどを付与してくれます。
Go To 商店街 キャンペーン
地域活性のための商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発などを実施してくれます。
「Go To キャンペーン(仮称)」はいつから?
「Go To キャンペーン(仮称)」は新型コロナウィルスの感染が終息したら実施することになっています。
しかし、最近では新型コロナウィルスの素性が徐々に明らかにされてきました。
新型コロナウィルスは完全に終息することなく、季節性のインフルエンザのように、毎年流行するのではないかと言われています。
そして、ワクチンや特効薬などの開発には2~3年かかると言われているため、収束の基準をある程度決めた方が良さそうですね。
とりあえずは、今後も感染の第2波、第3波が必ず襲ってくるとも言われているので、それが収束してくるのを待つしかありません。
そしてもう一点指摘されているのが、都市封鎖や自粛の解除から約1か月後に、再び感染が拡大する恐れがあるということです。
参考記事:新型コロナの第2波はいつ?北海道には秋に変異した第3波が襲来か?
もしその指摘が本当ならば、7月中から感染の拡大が始まっていきますよね。
そうなると必然的に、今年の夏は自粛をしなければなりません。
しかし、先ほども触れたように、適切な時期に経済対策を実施しないと、その効果が薄れてしまいます。
そもそも、経済面や精神面で完全に疲弊しきってしまい、旅行などを楽しむ余裕も無くなってしまっては遅すぎます。
今後あまり期間を開けずに、実施するのが望ましいのではないでしょうか。
とはいえ、その時の感染状況や「Go To キャンペーン(仮称)」を実施することによって、感染が拡大する可能性も考えておく必要があります。
その判断は政府に委ねられることになりますが、感染対策と経済回復を上手くコントロールしてくれることを期待したいですよね。
夏休みの国内旅行に使えるの?
夏休みの国内旅行に使えるのか?ということに関しては、様々な問題をはらんでいます。
当然のことながら、夏休みに「Go To キャンペーン(仮称)」が実施されれば、「Go To Travel キャンペーン」の各旅行会社などから宿泊商品等が発売されることになります。
売り切れていなければ、国内旅行は可能ですね!
その一番の問題が、「Go To キャンペーン(仮称)」が実施される時期だということになります。
先ほども触れた、新型コロナウィルスの諸問題が無ければ、今年の夏休みが国内旅行には一番適した時期なのではないでしょうか。
しかし、子供のいる家庭では、どうやらそれも難しくなるのかもしれません。
臨時休校の影響があったため、多くの地域で学校の夏休みの短縮が決定しています。
参考記事:北海道(札幌)の学校はコロナの影響で夏休みが短縮かなくなるの?
今回の新型コロナウィルスの影響は多岐に渡っており、本当に頭を悩ませます・・・
夏休みを過ぎると、次の連休は9月のシルバーウイークということになりますよね。
確かに、シルバーウイークも良い時期なのかもしれません。
しかし北海道では、それを過ぎると、あっという間に真冬に向けて一直線です。
積極的に外出する時期を逃してしまいます。
道民にとっては、シルバーウイークまでがラストチャンスなのではないでしょうか。
さすがに来年の夏休みとなると、間が空きすぎのような気もします。
とはいえこればっかりは、感染状況次第ということになりますね。
おわりに
最初に「Go To キャンペーン(仮称)」の内容を聞いた時には、私は本当に良い案だと思いました。
日本人が国内旅行をすることで内需の拡大につながるため、経済回復においては、一番端的な方法ですよね。
※あくまでも感染が再拡大していない場合ですが・・・
これを機に、日本人が国内旅行を楽しむという動きを作り出す、絶好のチャンスなのではないでしょうか。
そして、海外からのインバウンドに頼らない日本を構築することも大切ですね。
もちろん、いずれは海外旅行も楽しみたいところですが、もうしばらくは無理そうです。
政府は少しずつ、海外との渡航制限を緩めようとしていますが、それもまだ早いですよね。
「Go To キャンペーン(仮称)」の実施時期については、海外との渡航制限を解除していないという条件も入れた方が良さそうです。
そうしないと、感染のリスクが格段にな高まるのは確実です。
そう考えると、日本国内で感染がある程度収束した早い段階で、「Go To キャンペーン(仮称)」を実施した方が良さそうですね。
結果的には、この夏休みが絶好のチャンスという結論になりますが、どうなってしまうのでしょうか・・・
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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