東京オリンピックのマラソンが札幌に決定!日程やコースは?

2020年の東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌で開催されることが、2019年11月1日に正式に決定しました。

それを受けて、札幌市には多くの抗議が寄せられている状況です。

確かに、東京都民のことを考えると、北海道民にとっては素直に喜べないところです・・・

とはいえ、内心ではこの棚ぼたに大喜びなのではないでしょうか。

しかし、札幌で開催するにしても、多くの問題が残されています。

本当に札幌開催が実現するのか、疑問の残るところですが、その問題点や日程、そしてコースなどについて調べていきたいと思います。

それでは早速、見ていきましょう!

札幌開催の日程は?

大波乱の中、強行的にマラソンと競歩の札幌開催が決定したばかりです。

現時点では、日程は正式に決定しておらず、いくつかの案が出されているのが現状となっています。

2020年8月7日に男女の20キロ競歩

翌8日に男子50キロ競歩

大会最終日の9日に男女のマラソン

という日程が有力とされています。

もしくは、それぞれの種目ごとに7月27日から29日までの間、または、7月28日から30日までの間で行うという案もあります。

いずれにしましても、日程で悩んでいる猶予は全くありません。

とにかく、早く日程を決めないことには、ほかの段取りも進めることが出来ず、札幌開催は夢で終わってしまう可能性もあります。

ここまできて、札幌開催が中止になることはないと思いますが、北海道民にとっても不安だけが残されてしまいますよね。

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マラソンのコースは?

北海道では「北海道マラソン」が、毎年8月下旬に開催されています。

日本国内で夏季に行われるマラソンとしては最大級のもので、その注目度はかなり高く、多くの市民も参加します。

そして、オリンピックでのマラソンコースも、この北海道マラソンのコースを使用することが有力視されています。

コースを見ても、札幌市民以外の人には、全く理解出来ませんよね。

スタート地点は「大通公園(西4丁目)」で、そこから札幌駅前通りを南下していきます。

そして、中島公園、幌平橋、中の島通り、国道453号を通過し、今度は北上していきます。

平岸通、南7条橋、国道5号(創成川通・創成トンネル)、宮の森北24条通り、新川通、琴似栄町通、新琴似1番通、西野屯田通、新川通と進み、ここで折り返し地点となります。

そこから再び新川通を南下し、新川通、西野・屯田通、新琴似1番通、新川通、北海道大学敷地内、西6丁目通(道庁赤れんが庁舎)と進みます。

そして、ゴール地点の「大通公園(西8丁目)」にたどり着くコースとなっています。

コースの発着地に、「札幌ドーム」という案もありましたが、早々に消えてしまいました。

これから冬を迎える札幌にとっては、これ以外の選択肢を準備する余裕が全くありません。

ちなみに、キー局のコメンテーターが、北海道のコースは何もなくて面白味が無いという発言をしていました。

その発言は否めませんが、それが北海道の良さなのです・・・

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札幌開催の問題点は?

札幌の真夏日

今回の札幌開催となった理由は、東京の真夏の暑さを避けるためだということでしたよね。

その理由を聞いた札幌市民の多くは、札幌も十分に暑いのでは?と感じたはずです。

特に2019年の夏は異常でした。

札幌では、7月29日から8月7日までの10日間連続という真夏日となり、なんと68年ぶりという記録となったばかりです。

しかも今年は蒸し暑く、例年はほとんど使用しないクーラーが飛ぶように売れていました。

東京の暑さを上回ることはないと思いますが、今年の夏を考えると、札幌開催のメリットはかなり低くなってしまうのではないでしょうか。

しかも、北海道マラソンのコースは、日影が少なく、炎天下にさらされる区間が長く続くため、札幌でもかなりの暑さ対策が必要になりそうです。

人員や宿泊施設の不足

マラソンは、どこで行おうとも、その距離が変わることはありません。

そうなると、マラソンを開催すための人員も、札幌開催だからといって減らすことは出来ません。

首都圏であれば、観客数も多くなるとは思いますが、必要な人員の確保も容易ですよね。

交通手段もしっかりとしており、あえて泊りがけで参加する必要も少ないのかと思います。

しかし、海を隔てた北海道となると、そう簡単には人員の確保が出来ないということは容易に想像できますよね。

そう考えると、道外からの応援を要請するしかありません。

とはいえ、札幌には、それだけの人員が宿泊できるキャパは無いと思います。

必然的に、飛行機の確保も難しくなってきますよね。

ただでさえ夏休みということなので、新千歳空港は大混乱必至です。

どれだけ多くの札幌市民が協力できるのかが勝負となってきますね。

とはいえ、あと1年も無いので、もうすでに予定が入っている人も多いのではないでしょうか・・・

北海道は財政難

みなさんもご存じだとは思いますが、北海道は財政難で苦しんでいます。

北海道の鈴木直道知事でさえ、自身の給与を大幅にカットし、全国の知事の中でも最低水準で頑張っています。

本来であれば、今回の場合は札幌市の管轄となりますが、責任感の強い鈴木知事も前面にバックアップすることでしょう。

しかし、北海道からは一切費用を捻出することはないと明言しています。

また、激おこぷんぷん丸の東京都知事はもちろん、費用を負担することを考えてはいません。

現在のところ、組織委員会が札幌開催の費用を捻出するということになっていますが、組織委員会が準備している費用だけでは、全然足りないと言われています。

結局は、北海道や札幌市がその一部(大部分?)を負担しなければならなくなるのではないでしょうか。

タダでオリンピックを見るチャンスを得たので、ある程度はしょうがないのですかね。

経済効果もかなりありそうですし・・・

札幌でのイベント中止

札幌でのイベント中止に関しては、あくまでも北海道民だけの心配です。

とはいえ、北海道の夏は本当に短く、その短い夏を満喫しようと考えている北海道民は多くいます。

個人的に一番危惧しているのが、国内最大級を誇る「さっぽろ大通ビアガーデン」の中止です。

開催期間は7月下旬からお盆までの1か月弱となっています。

まさに、競技日程と完全にかぶってしまいますよね。

本当に毎年、心から楽しみにしている恒例のイベントなので、これに関しては、非常に残念極まりない思いでいっぱいです。

このほかにも、警備上の都合などで、中止に追い込まれるイベントもあるのかもしれませんね。

ということで、北海道民も少しは傷を負っているということを分かってくれませんかね・・・

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おわりに

改めて、東京都民や首都圏にお住いの方々には申し訳ないと思います。

しかし、非難の声をあえて受け止める覚悟で申し上げますと、私の腹の中では「嬉しい!!!最高!!!」です。

2020年の東京オリンピックは、家でのんびりとテレビ鑑賞するつもりでしたが、子供と一緒に、絶対に生で声援をおくりに行きたいと思います。

これこそが、本当の棚ぼたですが、このチャンスを思い存分楽しませてもらいます。

しかし現時点では、本当に札幌で開催されるのか、半信半疑な部分もありますが。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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